外国人採用を考えていたが、こうなっては再検討
こうお考えになるのは当然のことと思います。が、現時点どこまで行っているか、つまり「中断している段階」も重要なポイントになります。大きく以下の3つの段階に分けて考え方を整理します。
A 入国直前の段階
入管による在留資格も合格し、それを本人に知らせ、あとは出国待ち、と言う雇用者さんもあるかと思います。
B 人選終了の段階
良い人がいた、さて入管申請と言う段階
C 上記以前の段階
これから人選とか、これから人材会社に相談等の段階
これらの状況の場合、どう対処すべきか?
A 入国直前の段階の場合
時間的には間延びしますが、出来るだけ採用の方向でお願いしたいと思います。
入国できる時期は、国により異なりそうですが、早くて8月となると思われます。
国のOKが出たり、飛行機便の手配が出来たとしても、招へい時期はずらすことが
できるので、本人とよく相談し、良い時期を選んで頂きたいと思います。ただ、
いくらでも延期できると言う訳であありませんので、入管に相談し、適切な時期を
選んで頂きたいと思います。
採用をやめてもいいか、の問題ですが、入国前なら可能と思われますが、本人の
損害、例えば、日本に来るために会社をやめた、等の場合は、損害を補填して上げる
ことを考えてやって欲しいと思います。
採用を見送り、その期間が長くなったため、在留資格が無効になったり、現地でとった
Visaが無効になってしまっても、再度在留資格、Visaを取得することは可能ですので、
経営が安定したら同じ人を採用することもご検討頂きたいと思います。
B 人選終了の段階の場合
上記Aの対応の考え方でお分かりいただけると思います。出来るだけ、その方が採用
できるようにして頂けたらと思います。
C それ以前の段階の場合
改めて、仕切り直すと言うことになろうかと思いますが、人材確保難はいずれ前の状況に戻ります。
外国人採用には、その人が外国にいる場合、通常3月掛かりますので、今の内にじっくり準備する、
と言う考え方もあると思います。